第6回WBCの準々決勝で敗退した日本代表が16日午後に帰国。MLB所属選手を除くNPB組、チームを率いた井端弘和監督(50)らは成田空港で大勢のファンに出迎えられた。

 悔しい結果に終わったとあって表情は一様に硬いままだったが、大谷(ドジャース)や鈴木(カブス)、メジャー移籍したばかりの岡本(ブルージェイズ)、村上(ホワイトソックス)まで招集に成功した井端監督が抱えていた重圧は、やはり想像を絶するものだったようだ。その一端を明かしたのが井端監督と同学年で、中日に同期入団した川上憲伸氏(50)だった。

 この日、TBS系で放送された「ゴゴスマ~GOGO Smile~」に出演した川上氏は、井端監督が侍指揮官に就任した2023年10月以降も「ちょくちょく電話でやりとりすることもあったんです」と告白。そこでは盟友だからこそ打ち明けられる思いもあった。

「特にプレッシャー、プレッシャーというのはよく言われていました。すごい選手を預かる以上、自分が失敗しちゃいけないというところを考えながらやらなきゃいけない、ということを常に言っていたので大変だったんだろうなと思います」

 開幕前に離脱者が続出する誤算もあったとはいえ、史上最強とも言われた豪華メンバーをそろえ、あとは自分がどう用兵していくか…。日の丸の重みや国民全体からの期待を背負い、負けが許されない戦いに挑む道は遠く険しかった。今回のWBCまでが任期となっていた井端監督はすでに辞任する意向を表明。侍ジャパンの覇権奪回は次チームに委ねられている。