ドジャースのキケ・ヘルナンデス内野手(34)がまた母国プエルトリコのチーム帯同を画策している。1次ラウンド2試合を見届けてドジャースのキャンプ地・米アリゾナに合流しているが、14日(日本時間15日)の準々決勝(テキサス・ダイキンパーク)にも行きたいとフリードマン編成本部長に申し出ている。

 キケは「ヒューストンに行く許可を求めているんだ。そこでまた勝てば、(準決勝のフロリダに)一緒に行ってもいいか、と彼にメッセージを送るかもしれない。でもまだ決めていないよ。一日一日を大切に過ごすよ」と米メディア「カリフォルニア・ポスト」を通じて話している。

 左ヒジ手術で負傷者リストに入り、リハビリ中の身ながらいても立ってもいられず、球団の許可を得て故郷の島サンフアンのハイラム・ビソーン・スタジアムで行われた1次ラウンドに〝遠征〟。金髪にして選手と団結し、ベンチから応援を続け、ともに戦った。パナマ戦の逆転サヨナラ勝利など2試合で歓喜の輪に参加し、母国愛が強すぎるあまり「私はワールドシリーズに5回出場しているが、WBCはそれより格上だと感じる」と口にして物議を醸している。

 キケは「プレーできないという事実を受け入れ、心の平安を得ようとしたけど、いざ会場でユニホームを着て国家を斉唱するためにグラウンドに出ると、周りを見渡しても何もできない。素晴らしい経験だったけど、同時につらかった。うまく(その失望感を)隠して経験の浅い選手たちを支えようとしました。ヒューストンでも応援し、激励など必要なことは何でもするつもりだ」と同メディアに心中を語っている。

 また、MLBファンから批判が集まった「WSより格上」発言については「単純に比較はできないけど、WBCはWSより規模が大きい。MLBではどのチームでプレーするかをいつも自分で選べるわけではないし、時には自分でどうにもならないことがある。でも国を代表して仲間とプレーする時、一緒に育った選手たちとプレーすることもある。故郷の人たちが応援してくれる」と故郷への思いを強調。

 続けて「小さな島で育った私にとって島のためにできることは野球という枠を超えた大きな意味を持つようになります。MLBでプレーしている時は必ずしもそうは感じないのですが…」と発言の真意を説明している。