マイアミの街を軽く歩いてみただけでも、大谷翔平投手(31=ドジャース)の人気と知名度が、いかにワールドワイドなものか、理解できる。
何気なく立ち寄ったスポーツ用品店にはベーブ・ルース、デレク・ジーター、アーロン・ジャッジら新旧のスター選手と並ぶ形で、大谷のユニホームがディスプレーされている。WBC特設コーナーにはジャパンのユニホームも大量に入荷していたが、それらの背番号は全て「16」だった。
12日に行われた大谷の記者会見には対戦当該国の日本&ベネズエラ以外にも、米国、韓国、ドミニカ共和国などの第3国の記者が大挙して出席。記者の隣に座っていたのは、若くて美しいドミニカ共和国メディア所属の女性リポーター。何とか司会者に指名してもらおうと、めげずに長時間手を挙げ続けている。
努力の甲斐あって司会者から指名された彼女が大谷に当てた質問は「ドミニカ共和国で好きな選手は?」。日本―ベネズエラ戦を直前にした会見の質問としては、多少の違和感もあった。ただまあ我々日本メディアも、デビッド・ベッカムやC・ロナウドなどのスターアスリートが来日した際、「好きな日本食は?」だの「好きな日本のサッカー選手は?」といったような能天気な質問を浴びせていた記憶もある。
会見には同時通訳モニターもついていたが、英語はもちろんのこと、スペイン語すら大谷は通訳抜きで理解していたようにも見えた。その存在感は冗談抜きで「レペゼンWBC」「レペゼンMLB」を通り越して「レペゼン野球」。もし野球星人が地球を侵略しにやってきたら、地球防衛野球戦隊のレッド役は、彼が務めることになるのだろう。












