WBC日本代表は1次ラウンドC組の1位通過を決め、10日のチェコ戦(東京ドーム)を経て14日(日本時間15日)にマイアミで行われる準々決勝に臨む。

 8日のオーストラリア戦は6回まで無得点だったが、7回以降に吉田(レッドソックス)の2ランなどで4―3の逆転勝ち。無傷の3連勝で天覧試合を勝利で飾った。ただ、流れを止めかけたプレーもあった。4回二死満塁の絶好機で打席には大谷翔平(31=ドジャース)。すべての塁が埋まり、相手バッテリーも大谷と勝負せざるを得ない状況で二塁走者の牧秀悟内野手(27=DeNA)が、相手捕手のロビー・パーキンスからの送球に刺されてイニングが終了した。

 MLB公式サイトは8日(同9日)、一連のプレーについて「満塁で大谷が打席に立つとオーストラリアはこんなことをする…」と結果的に大谷封じを完成させた〝ファインプレー〟として取り上げた。「同点の満塁で大谷翔平と対峙することは、どんな相手にとっても恐ろしい状況だ」とし、パーキンスの判断を「機転を利かせた守備でオーストラリアを救った」と評した。

オーストラリアのロビー・パーキンス
オーストラリアのロビー・パーキンス

 最終的に侍ジャパンは勝利を収めたが、なかなか得点を挙げられず苦戦したことは確かだ。同サイトは「この盗塁阻止により、試合はスコアレスのまま、オーストラリアは大きなピンチを脱した」と伝え「大谷は5回裏の先頭打者としてフライに倒れた」。満塁で大谷と真っ向勝負するよりも塁上の走者をアウトにして苦境を切り抜けたオーストラリア代表は、C組2位の座をかけて9日に韓国と東京ドームで対戦する。