母国を世界一に導くか――。キケことエンリケ・ヘルナンデス内野手(34=ドジャース)が、第6回WBCプエルトリコ代表に〝裏方〟として帯同することが4日(日本時間5日)に分かった。プエルトリコの野球統括団体「フェデラシオン・デ・ベイスボル」が公式X(旧ツイッター)で明かした。昨オフに受けた右肘手術の影響で試合出場はできないが、チームの精神的支柱、ムードメーカーとして大会に参加するという。
「フェデラシオン・デ・ベイスボル」はXで、今年米野球殿堂入りし、代表のGMを務めるカルロス・ベルトラン氏のビデオメッセージを投稿。キケが大会期間中、チームに同行しクラブハウスなどで若手選手を支える役割を担う予定だと発表した。リハビリ中でプレーはできないものの、エドウィン・ディアス投手(31=ドジャース)やマーティン・マルドナド捕手(39=前パドレス)ら同郷の主力選手からも参加を強く勧められたという。
メジャー屈指のムードメーカーとして知られるキケは、苦しい場面でもチームを鼓舞する存在。ベルトランGMも「彼の影響力はグラウンド外で特に大きい」と期待を寄せている。
2017年大会で準優勝した際、プエルトリコ代表は選手全員が金髪に染めるスタイルで注目を集めたのをきっかけに前大会でも多くの選手が金髪にしたが、キケは今年もキャンプに金髪姿で合流。ファンの間でもおなじみの象徴的なスタイルを再び披露し、WBCへのサポートを表明していたが、今回の決定で最後までチームの側で支えることができる。
今回のプエルトリコ代表は、フランシスコ・リンドア内野手(32=メッツ)、カルロス・コレア内野手(31=アストロズ)、ハビエル・バエス内野手(33=タイガース)ら主力の一部が保険問題などで出場できず、新旧混成のロースターとなる見込み。それだけに、ヘルナンデスの存在は大きい。13年、17年と決勝進出を果たしたプエルトリコが世界の舞台で旋風を巻き起こすためのクラブハウスの中心として期待が集まっている。
一方で右ヒジの回復も順調のようだ。ドジャース専門メディア「ドジャース・ネーション」によると、ヘルナンデスは5月24日前後での復帰を目標にしているという。2月12日にドジャースと再契約。同21日に60日間の負傷者リスト(IL)入りしたが、順調にいけばシーズン中盤にもドジャース打線に戻ってくる見込み。リハビリ中とはいえ、ムードメーカーは今季もすでに大忙しだ。












