WBC日本代表は26日にバンテリンドームで全体練習を行い、井端弘和監督(50)はナインの動きに目を光らせた。

 この日の練習からMLBでプレーする大谷翔平投手(31=ドジャース)、鈴木誠也外野手(31=カブス)、吉田正尚外野手(32=レッドソックス)の野手3人が合流。フリー打撃を行ったのは吉田だけだったが、さっそく柵越えを連発するなど精力的に汗を流した。

 日々、野球最高峰の舞台で活躍する人気のスター選手たちが合流となれば、注目度もいっそう高まる。しかし、練習後に報道陣に応対した井端監督は「まだ全員はそろっていないですけど、ちょっと場所も変わって。選手の動きは(合宿を行った)宮崎の疲れも取れて非常によかったなと思います」と冷静そのものだった。

 3選手それぞれへの期待を問われると「いや…」と前置きして「当然、3人だけじゃなくて全員に」と返答。中でも世界的なスーパースター・大谷の合流による雰囲気の変化については3秒近くの間を置いて「いや、チーム(の雰囲気)は一緒ですけど、皆さん(報道陣)の方がすごいなと思います」と苦笑いを浮かべた。

 指揮官としては大会連覇を勝ち取るための戦力として国内外から選手を招集した。大谷については「しっかりと準備をしてもらって、素晴らしいバッターであるのは間違いないのでプレーでチームを引っ張っていってもらえればいいなと思います」との期待だけを口にした。

 前回の2023年大会は劇的な世界一奪回で日本列島が歓喜に沸いた。連覇への期待は大きいが、周囲の盛り上がりに浮足立つことなくチームを着実に前進させていく。