〝長嶋イズム〟継承だ――。巨人・阿部慎之助監督(46)が20日に、沖縄・那覇キャンプで昨年6月3日に89歳で亡くなった巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんが監督時代に披露していた「鬼ノック」を実施した。

 全体練習終了後に実施された個別練習でのこと。高卒2年目の石塚を三塁に、二塁には門脇、浦田、育成の宇都宮を就かせておよそ30分間で約300球を4人に打ち込んだ。

 左右に際どい球を打ち、ヤングGを飛び込ませた指揮官。その姿は、春季キャンプで〝千本ノック〟を行っていた長嶋さんをほうふつとさせた。「サラン(韓国語で「愛」)ですよね。やっぱり期待している4人だからこそ、打たせてもらいましたよ」と〝愛ノック〟を実施した経緯を明かした。

 偶然にもこの日は長嶋さんの誕生日。阿部監督のルーキイヤーである2001年に監督を務めていたのが〝ミスター〟だった。指揮官がチームを率いてからは、何度も球場に足を運び「勝つ!勝つ!勝つ!」と激励していた。

 そんな長嶋さんの遺品である「ブローチ」をもらったという指揮官。「ミスターが本当は開幕の時につけていこうと思っていたブローチだったらしいんだけど、それを僕が受け継ぐ形でいただけたので。開幕には必ずつけていこうかな。お楽しみに」と3月27日の阪神戦(東京ドーム)で装着することを誓った。

 今でも〝長嶋イズム〟は脈々と受け継がれている。