初代タイガーマスク(佐山サトル=68)率いるストロングスタイルプロレスは19日、都内で会見を開き、3月19日の東京・後楽園ホール大会で、レジェンド王者の黒潮TOKYOジャパン(33)が関本大介(45)の挑戦を受ける初防衛戦を行うと発表した。

 昨年9月の後楽園大会で師匠の船木誠勝を破り同王座を奪取。関根〝シュレック〟秀樹から挑戦表明を受けていたが「しつこいし気持ちが悪い」と拒否。「関根以外なら誰でもいいと言ったけど、何で関根を断ったら、関本になるわけ?」と、大日本プロレスからフリーとなった〝最強挑戦者〟の挑戦に不満たらたら。それでも「やるしかない。船木さんに勝ってから、俺の調子はいい」と防衛へ向け意気込んだ。

 2人のシングル戦は、2016年2月のWrestle―1後楽園大会以来、約10年ぶり。「6分くらい、俺のいいところもなく、ただただ負けた」と黒潮の完敗だったが、関本は「その時は力で叩き潰したが、今回は立場が逆転した。ここで何としてでもベルトを取りたい。必ず力でベルトをぶん取る」と、王者に返り討ちを予告した。

 こうした選手たちの話を聞いた隣で頼もしげに聞いていた初代タイガーは、4月28日の後楽園大会で「初代タイガーマスク45周年記念イベント」と、5月27日後楽園大会「初代タイガーマスク45周年・佐山サトル50周年記念大会」の開催が決定。「ここにいる選手は私の誇り。ストロングスタイルのプロレスを継承している。私たちのプロレスのオリジナル、ストロングスタイルが、この団体で引き継いでやっていく。今年は道場をつくり、いい選手をつくります。それが私のプロレス界への遺言です」と、力強く宣言した。

 前日の格闘技イベント「ONE」の会見では、昨年対面したチャトリ・シットヨートンCEOからエールを送られた。これに初代タイガーは「チャトリCEOは非常に格闘技のことを思ってくれている。武道をお互いに話し合って、意見が合った」などと話した。パーキソンン病、メニエール病で闘病中の身で、この日も車いすで会見に出席したが、プロレス・格闘技発展への情熱は少しも衰えていない。