岡本に続けるか――。巨人の高卒2年目・石塚裕惺内野手(19)が和製大砲候補として大きな期待を集めている。

 17日に行われたロッテとの練習試合(那覇)には2試合連続で「4番・三塁」で先発出場。1点を追う5回無死一、三塁の場面で中犠飛を放ち、ベンチではリラックスした表情も見せた。2024年のドラフト1位で入団し、一軍出場はまだ9試合。9打数1安打でまさにこれからの選手だが、チーム内では〝4番育成計画〟も進んでいるようだ。

 関係者によると、現在の試合の打順は打撃コーチのウィーラーコーチとイ・スンヨプ(李承燁)コーチを中心に決めているという。特に現役時代は長距離砲として鳴らしたイ・スンヨプコーチは、昨年から期待する選手に石塚の名前を挙げている。

宮崎では松井秀喜臨時コーチ(左)の指導も受けた巨人・石塚裕惺
宮崎では松井秀喜臨時コーチ(左)の指導も受けた巨人・石塚裕惺

 前出関係者は「岡本のようになってもらえたら一番理想。期待や使命感を全て背負って結果を出せれば。そこでつぶれてしまえばそこまで。石塚がやりがいを感じ、バネにできれば4番として成績も残せるだろう」とすっかり前のめりになっている。

 不動の4番打者だった岡本和真内野手(29)はMLB移籍の夢をかなえ、ブルージェイズに入団した。ただ、主砲として駆け出しだった2018年当時は高橋監督の我慢強い4番起用もあって地位を確立させていった。

 もちろん、まだ実績がない石塚がシーズンで4番に定着するには、乗り越えなければならないライバルが数多くいる。本人は「打順の4番目という感じ。入ってみると改めてチャンスは多く回ってくると実感している」と過剰に意識していない様子だったが…。

 生え抜きの4番候補が芽吹くのはいつか。大器の覚醒に周囲の期待は日増しに膨らんでいる。