G期待の若武者が〝練習の虫〟の本領を発揮した。巨人の石塚裕惺内野手(19)は宮崎春季キャンプの休養日だった4日、休日返上で練習を行った。「体にハリはありますけど、だらだらするより体動かした方が個人的にはいいかなって思って」と語り、約3時間にわたってバットを振り込んだ。
この日はフリー打撃に加え、投手の変化球を再現して投じる高性能ピッチングマシンも使用。縫い目のない専用球を相手に「硬式じゃないですし、感覚も全然違いますけど、目慣らしっていう部分ではいい練習ができてるかなって思います」と手応えを口にした。
休日を返上した理由については「ゴルフに誘われなかっただけです」と冗談交じりに話したとはいえ、キャンプ前に「何も実績残してないですし、一番へたくそだと思って練習するだけかなって思っている」と語っていた言葉通り、自主練習にも積極的だ。そこには自身の立場を冷静に見つめ、黙々と課題に向き合う19歳の姿がうかがえる。
練習後は駆け付けたファン一人ひとりに丁寧に対応。その中からは「飲食店をやっているんですが、僕も休日返上で働きたいと思います」と石塚に感化されたという声も聞かれた。
埼玉から訪れた女性ファン2人組は石塚と同級生で、地元の強豪・花咲徳栄時代から応援してきたという。「キャンプが始まってから3日間、毎日残って練習していたから、やっぱり今日も来るかなって思って」と打ち明け、予想を見事に〝的中〟させた。
さらに、その女性ファン2人は「花咲徳栄時代から地元民の間では『石塚くんはいつも最後まで残って練習してる』って有名でした。ストイックに打ち込んでる姿はプロ入っても変わらないんだなあ、と」と声をそろえつつ目を細めた。
5日から始まる第2クールでは、実戦形式の練習が増える見込み。2024年ドラフト1位入団の若手有望株として阿部監督の期待も厚い石塚は実戦経験を通じ、さらなる成長を目指す。













