第6回WBCに出場する日本代表の強化合宿にアドバイザーとして参加しているダルビッシュ有投手(39=パドレス)が、大きな存在感を放っている。投手陣への技術的な指導はもちろんだが、グラウンド外での助言も大会連覇を後押ししそうだ。
昨年10月に右ヒジを手術したダルビッシュは今季を全休する見通しで、今回は助言役として宮崎合宿に参加。NPBでは導入されていないサイン伝達機器「ピッチコム」への対応など、ダルビッシュが侍ジャパンをプッシュする任務は多岐にわたる。
また、侍関係者によると合宿の段階で学んでおきたい点があるという。コンディション管理にもつながる「時差ボケ対策」だ。
前回の2023年大会で代表の投手コーチを務めた厚沢コーチ(現オリックス投手コーチ)は「もう本当にダルビッシュのおかげ。向こう(米国)に到着して1、2日はコンディション的にも時差ボケがあるから無理させられないなと思って、渡米後の練習スケジュールを考えたんだけど、そんな必要もないほどみんなすぐにいつも通りというか。こちらが思っていたよりもはるかに早く時差ボケが取れていた」。
〝ダルの教え〟が絶大な効果を発揮していたと振り返っている。
侍投手陣のリーダー的存在だったダルビッシュは、当時作成されたグループLINEに自身の経験に基づいた「時差ボケ対策」をエビデンス付きで事細かに紹介。決勝ラウンドの地・米国の到着後に行うべきことや外出時の服装、摂取すべきサプリメントとタイミングなどなど…。そのおかげもあって渡米後も快進撃が止まることがなかったわけだ。
前回は東京ドームでの準々決勝に勝利した後、球場から空港に直行した。今回も1次ラウンド最終戦となる3月10日のチェコ戦(東京ドーム)後に渡米するスケジュールが組まれている。
向かう先は前回と同じく13時間の時差があるフロリダだ。大会連覇に向けて〝ダルメソッド〟が力を発揮しそうだ。












