パドレス・ダルビッシュ有投手(39)が14日からスタートした侍ジャパンの宮崎合宿にアドバイザーとして合流。自身の招聘に尽力した指揮官・井端弘和監督(50)の人となりに敬意を表した。
選手でもコーチでもなく、立場はあくまでもパートタイムのアドバイザー。それでもチームは「背番号11」のトレーニングウェアとユニホームを用意してレジェンド右腕を迎え入れた。終始ブルーのトレーニングウェア姿で一日を過ごしたダルビッシュは「ここまでして頂いたことは本当に光栄」と語りながら、ユニホームに関しては「着るつもりはないです。着る資格はないと思いますので」と自身の立ち位置に一線を引いた。
昨秋10月に右肘にメスを入れたこともあり、選手としてのWBC出場は断念。それでも豊富な国際経験と唯一無二のカリスマ性の持ち主は、井端ジャパンのチームづくりに不可欠だった。アドバイザーとしての打診を受け容れた背景には「井端さんがずっと敬語だったので、それがとにかく圧がすごくて(笑い)。自分も井端さんの現役時代はごあいさつさせて頂いたのですが、その時はもちろん敬語でななかった。今回はずっと敬語だったので、そういうところも含めてお受けしたいなと」と、自身に対して尽くしてくれた「礼」に対する感謝とリスペクトがあったという。
初日から精力的にキャンプ施設内を動き回ったダルビッシュは、ブルペンに入り32球を投じた松本裕樹(ソフトバンク)のピッチングを背後からチェック。投球終了後はトラックマンデータを参照しながら、野球談議に花を咲かせた。「アドバイスはしていませんよ。変化球の握りをみせてもらったり、トラックマンの数値を見て、松本くんがメジャーに行ったらどんな投手になるかなどの話をしました。とてもユニークな投手なので」と振り返る。
井端監督本人も「すごくありがたい。実績十分の方が来てくれたのでね。精力的に動いてくれましたし(選手たちも)いろいろなものを吸収してもらいたい」とリビングレジェンドの参戦に改めて笑顔。WBCで採用されるピッチコム&ピッチクロックへの対応なども含め、貴重な助言を送ってくれる存在だけに今後も存在感を発揮してくれそうだ。













