フィリーズから解雇された元オールスター選手、ニック・カステラノス外野手(33)がパドレスと契約合意したと14日(日本時間15日)、米メディアが伝えた。

 通算250本塁打を誇るカステラノスは昨年6月、起用法をめぐってロブ・トムソン監督(62)と対立。翌日の試合でスタメンから外されるとダッグアウトにビールを持ち込み、指揮官が激怒。以降も球団や首脳陣との溝は埋まらず、フィリーズから自由契約になった。

 フィリーズとは1年2000万ドル(約30億6000万円)の契約が残っているが、パドレスはメジャー最低保障年俸の78万ドル(約1億2000万円)を支払うだけで済むという。

 昨季147試合に出場して打率2割5分、17本塁打、72打点をマークしているカステラノスの加入はパドレスにとって魅力的。その一方で「問題児」のレッテルを張られた男が新しいチームメートとフィットするのか、不安もある。そんな心配を、2024年にパドレス史上初めて新人でオールスター戦に出場した新星ジャクソン・メリル外野手(22)が吹き飛ばした。

 地元サンディエゴのラジオ局「97.3FM The FAN」に出演したメリルは「ニックは自分らしくいられるし、クラブハウスでは好きなことをしていいんだ」と、パドレスの自由な雰囲気がカステラノスに合うと指摘。

 さらに「あのクラブハウスでのことは俺たちとは関係ないと思う。私もそれが引き継がれるとは思わない。彼がここに来て、みんな新しい人間として見ると思う」と温かく迎え入れる意向も明かした。