新日本プロレスのNEVER無差別級王者ウルフアロン(29)が、キャリア初の地方巡業を終え本紙のインタビューで心境を激白した。28日青森、29日岩手大会を連勝を飾ったウルフはレスラーとしてのステップアップを実感。デビュー戦(4日、東京ドーム)で対戦したEVILが退団するなど新日本マットに激動が続くなか、揺るがぬ決意も表明した。
――青森大会は大雪の影響で会場到着が遅れあわや欠場の危機だった
ウルフ こういうこともあるんだなと。ただ巡業にこういうアクシデントはつきものというか、逆にどんな状態でも勝てる選手が一流だというのが柔道時代からの考えなので。でも改めて僕のレスラー人生が始まったなというのは、この巡業を通して実感しましたね。
――レスラーとして初の地方巡業を終えて
ウルフ 新日本プロレスを見てもらう入り口として地方巡業があったりする中で、これだけたくさんの方が熱狂してくれているのは、これから先もっと見てほしいなという気持ちも強くなりましたね。地方で見てくれる方がいて、そこからどんどん「新日本プロレス面白いよ」と広げていただいて、最終的に大きな大会でたくさんの人に見てもらえる道筋があると思うので。
――26日にはEVILの退団が発表された
ウルフ 昔から新日本プロレスを見ている僕としては、ものすごく偉大なレスラーだと思っていました。もちろんめちゃくちゃ悪い選手なんですけど、僕のデビュー戦の相手を務めてもらえたのは感謝さえしている部分もあるので。
――いずれは再戦したい気持ちもあった
ウルフ もちろんですね。あの日はビギナーズラックの部分も大きいと思っているので。僕がどういう技をやってくるか分からない状態での戦いという怖さは、絶対に口には出さないと思いますけどあったと思うんですよ。これから先、僕がもっとプロレスの練習と試合を積んで、自分自身が一流のプロレスラーになってからまたいつか戦ってみたい気持ちはありました。
――デビュー戦は各方面から絶賛された
ウルフ 一流のレスラーの方たちが評価してくださるのはうれしいですよ、もちろん。でもそこにおごっていてはダメじゃないですか。モチベーションは上がりましたし、自分の中で達成感もありましたけど、あれからスタートなので、僕のプロレス人生は。「初めての割には(良かった)」というところもあると思うので。
――2・11大阪大会では成田蓮との初防衛戦を控えている
ウルフ 記事でも見ましたけど、EVILの意思は成田蓮が受け継ぐ形になっているのかなと思うので。「ハウス・オブ・トーチャー」はこの先もなくならないと思いますし、それを倒すのが今の僕の使命なのかなと改めて思います。
――成田はEVIL戦でウルフがレフェリーを買収していた疑惑を主張している
ウルフ ……。そういうふうに言わないとメンタルを保てないんじゃないですか? そういう人なんでしょう。誰かを否定することで自分を肯定するというか。それはそれでいいと思いますよ。
――逆恨みも気にしないと
ウルフ 僕のことを倒したいという相手がいればいるほど、僕も燃えますので。そういう気持ちで来てくれた方がこちらも迎え撃ちやすいし、心置きなく倒させてもらいます。
――棚橋弘至が引退し、近年の相次ぐ主力選手の退団もあって自身にかかる期待や責任もより大きくなる
ウルフ そこはあまり考えすぎなくていいのかなと。最終的に自分がその位置(トップ)に行きたい気持ちはありますけど、地道に一歩一歩進んでいくことが強さへの一番の近道なので。みんなが期待してくれてるから頑張るのではなく、プロレスは自分がやりたいからやっているもの。自分のやり方はブレることなく、でも一歩ずつ最強に近づいていければと思います。












