拷問の館は不滅だ。新日本プロレスの成田蓮(28)が、極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の存続を表明した。2021年9月のユニット結成からリーダーを務めたEVILが、1月末をもって退団することが決定。しかしキング・オブ・ダークネスの意志は〝SOULED OUT〟が継ぐ。2月11日大阪大会で挑戦するNEVER無差別級王者ウルフアロン(29)へ〝制裁〟を予告した。
新日本マットに激震が走ったのは26日だった。団体はEVILが1月末をもって退団することを発表。EVILは今後、世界最大団体WWEを候補とした海外マット進出が有力視されている。
ショッキングなニュースが流れた26日の昼下がり、けたたましく鳴った記者のスマホには「EVIL」の邪悪な4文字…ではなく「蓮」の1文字が…。ユニットリーダーの退団にあえて自ら触れた成田は「タイトルもベルトもすべて手に入れて、新日本でできることはやり尽くしたのは、誰の目にも明らかだろ。次のステージに進んだってことだというのは、俺たちは全員分かってる」と無言で去ったEVILの思いを代弁。H.O.Tの今後に関して問われると「なくなるわけねえだろ。お前らなんかに詳しく説明するつもりはねえが、EVILの残したもの、思いは俺が引き継いだ。俺らがやることは何も変わらない。今まで通り正々堂々キング・オブ・スポーツを体現するだけだ」と宣言した。
さらに成田は「それにしても許せねえのは、ウルフの野郎だ。EVILの最後の花道を汚しやがって…」と流れ弾を飛ばす。東京五輪柔道100キロ級金メダルのウルフは、4日東京ドーム大会でEVILを相手にプロレスデビュー。逆三角絞めでレフェリーストップ勝利を収め、NEVER王座を手に入れていたのだが…。「本来なら王者のまま新日本を去るはずだったのに、何だあれは。〝審判〟を買収して、まだ戦えるEVILの試合を途中で止めさせたんだ」と〝不正〟があったと一方的に主張した。
もちろん、ウルフがレフェリーを買収した証拠などなく、試合映像ではEVILも失神していたように見える。しかし、成田は「ベルトを盗んだだけでなく、残りわずかだった〝EVILを見られる時間〟を奪った。これは大罪だ。テレビ中継にも多大な影響が出たはずで、あのまま順当にEVILが逆転勝利を収めてたら、視聴率2桁は確実だっただろう」と身勝手な理屈で逆恨み。「金メダリストどころかスポーツマン失格のアイツには、制裁を加える必要があるな。強欲で身の程知らずの卑怯者に、ベルトを持つ資格なんかねえんだバカヤロー。分かったか、よく覚えとけ」と捨てゼリフを吐き、一方的に通話を終了した。
H.O.Tは結成以来、悪の限りを尽くし新日本マットを荒らしまわってきた。暗闇の王が貫き続けた極悪ファイトは残されたメンバーに受け継がれ、恐怖と憎悪の連鎖が止まることはない。













