新日本プロレス29日の岩手大会で、NEVER無差別級王者のウルフアロン(29)が貫禄勝利を収めた。

 東京五輪柔道100キロ級金メダルのウルフは4日の東京ドーム大会で鮮烈デビュー。極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILを破っていきなりシングルタイトルを手に入れた。2月11日大阪大会ではH.O.Tの成田連とのV1戦が早くも決定済みだ。

 この日の大会では矢野通、田口隆祐とのトリオで成田、高橋裕二郎、ディック東郷と対戦。開始前からH.O.Tの奇襲を受けると、場外乱闘で成田のイス攻撃を浴びるなど苦戦を強いられた。

 リングに戻ると串刺しラリアート、ブレーンバスターからのエルボードロップで反撃に転じる。しかしアングルスラム、一本背負いは阻止され、成田の膝十字固めに捕獲される。

 試合権が東郷に移った後もH.O.Tの介入を許し1対3の戦いを強いられる。ラフファイトに苦しんだウルフだったが、矢野&田口の好アシストで敵軍が分断されると成田をショートレンジラリアートで吹き飛ばす。最後は東郷をパワースラムで仕留めて勝利を収めてみせた。

ド迫力! 豪快なパワースラムを決めるウルフアロン
ド迫力! 豪快なパワースラムを決めるウルフアロン

 28日青森大会からキャリア初の地方巡業がスタート。同大会ではいきなり大雪の影響で選手バスの到着が大幅に遅れるアクシデントにも見舞われた。そんななかでも王者の貫禄で2連勝を飾ったウルフは「試合にも少しずつ慣れてきて、練習やってきた技が今まで以上に出てきている実感もあるので。すごく楽しいし、もっともっと強くなります」とアピール。前日は変型ブルドッキングヘッドロック、この日はパワースラムとフィニッシュホールドも増えてきており「1・4ではあれ(パワースラム)で決まらなかったところではあるんですけど、練習していけば技の威力も増やしていけるし、どんな技でもチャンスを決めなきゃいけないと思っているので。一つ一つの技の精度を上げていきます」とさらなる精進を誓っていた。