米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が28日(日本時間29日)に放送され、元WWEタッグ王者のトマソ・チャンパ(40)が、電撃移籍を果たした。

 TNT王者のマーク・ブリスコが「ドン・キャリス・ファミリー」のエル・クロンを破りベルトを守った後、次の挑戦者を募った。ここで会場内が暗転。明かりが戻ると、入場口のステージにスキンヘッドに長いヒゲ、独特の風貌のチャンパが現れた。スクリーンには「サイコキラー」の文字が映し出され、観衆は「ホーリー・シット!(超スゲー!)」の大チャントで元WWEスーパースターを迎え入れた。

 チャンパはマイクを持たず、ブリスコに挑戦を表明。ブリスコがベルトを掲げて応じると、元WWEタッグ王者はブリスコの頬にキスしてリングを下りた。これにより、31日(日本時間2月1日)放送の「COLLISION」で、TNT王者ブリスコvsチャンパのタイトル戦が電撃決定した。

 2005年にデビューしたチャンパは、15年からWWEに本格参戦。第3ブランドのNXTではジョニー・ガルガノとの名コンビ「DIY」でNXTタッグ王座を獲得した。シングルのNXT王座にも2度君臨するなど活躍。22年にはメインロースターに昇格し、23年からガルガノと「DIY」を復活させWWEタッグ王座を2度奪取。ハイレベルなファイトを繰り広げ、スマックダウンのタッグ戦線をけん引してきた。

 ところが今年になってからスマックダウンには登場せず、1月21日に自身のSNSで、WWEとの契約満了をもって退団すると表明。「あと10年残っているが、これからどんな挑戦が待ち受けているのか、とてもワクワクする」と次なる舞台に挑むことを示唆していた。今週になってWWEの公式ホームページのプロフィル欄でも退団者のページに移されていたが、WWE退団表明からわずか1週間で、いきなりライバル団体へのサプライズ登場となった。

 AEWのトニー・カーン社長も、自身のXで「トマソ・チャンパがオール・エリートに加入!」と入団を正式発表。チャンパは「今夜、トマソ・チャンパがオール・エリートになったぞ。『COLLISION』で俺は新しいTNT王者になる。サイコキラーがやってきたぜ!」と、新天地での活躍を誓っていた。