スプリングトレーニングが2月に迫り、ストーブリーグも終盤を迎えている。米ヤフースポーツでは今オフの「勝者と敗者」を23日(日本時間24日)に特集。「勝者」としてカブスやドジャース、メッツと並んで「1月も終わりに差し掛かる今、野球界で最も有名な代理人は笑顔が絶えない」と挙げたのは、まさかのスコット・ボラス氏(73)の名前だった。
らつ腕を振るったボラス氏が手掛けた契約は枚挙にいとまがない。パドレスからFAとなっていたディラン・シース投手(30)は7年2億1000万ドルの大型契約でブルージェイズへ。ピート・アロンソ内野手(31)は5年1億5500万ドルでオリオールズ、アレックス・ブレグマン内野手(31)は5年1億7500万ドルでカブスに移籍した。特にアロンソとブレグマンは、自らオプトアウト(契約破棄)条項を行使してFA市場に打って出ており、最優先課題だった長期契約を見事に勝ち取った。
日本選手への手腕も光った。ポスティングシステムでメジャー移籍を目指した今井達也投手(27)は、2年連続のオプトアウト条項付きで3年総額5400万ドルの好条件を引き出し、アストロズと契約。岡本和真内野手(29)も、4年6000万ドルでブルージェイズ入りを決めた。
さらに、ランヘル・スアレス投手(30)が5年1億3000万ドルでレッドソックス、コディ・ベリンジャー外野手(30)が5年1億6250万ドルでヤンキースと再契約で合意するなど、移籍市場を席巻している。
同サイトは「今オフの契約総額は、現時点で9億6650万ドル(約1507億8000万円)に到達。数人の〝ボラス銘柄〟が残る中、その金額は10億ドル(1560億円)の大台に乗る可能性も高い」と指摘。「ボラスを批判する者もいるが、このスーパーエージェントがクライアントのために成果を上げ、目標を達成したことは否定できない」と結んでいる。たった数か月でこれだけの巨額契約をまとめるボラス氏には賛否もあるが、剛腕は健在だ。












