憧れを超える――。今年からDDTにレギュラー参戦しているプロレスリング・ノアの宮脇純太(28)が胸中を語った。

 宮脇はDDTの新年最初の興行となる3日の後楽園大会でサプライズ登場し、レギュラー参戦を発表。以降、ノア所属のままDDTに専念し出場を続けている。

 きっかけは昨年11月3日のDDTの両国国技館大会だった。遠藤哲哉、HAYATAと組んで秋山準、青木真也、高鹿佑也と対戦した後、高木三四郎から誘いを受けた。これに宮脇は「最初はちょっと迷いがあったんですけど、いろいろ考えていくうちに〝これはいい機会だし自分のステップアップにもつながるし〟と思って、お願いしました」と明かす。

高鹿佑也(右)にミサイルキックを放つ宮脇純太
高鹿佑也(右)にミサイルキックを放つ宮脇純太

 参戦から2週間が経過したが、その感想を「明るい。いい意味で和気あいあいとしている感じですね。試合はノアにない独創的な動きをする選手が多くて、面白いなって思いました」と語る。その上で「ただ、僕も明るさを持っているので。その明るさをノアでやっていた時以上に出して、DDTのリングをピカピカに光らせたいなっていう感じですね」と笑顔を見せた。

 そんな中、25日の東京・後楽園ホール大会では青木との一騎打ちが決まった。宮脇にとって憧れの存在だといい「僕も中高で柔道をやっていて、青木さんの教則本をめちゃくちゃ読んで、試合とかもすごい見てて、かっこいいなって思ってたんです」と告白。

 その影響で「柔道の乱取りで、青木さんがやっていた飛び付き腕十字とか三角絞めを使ってたら顧問の先生に『お前、そんな格闘技の真似すんな』みたいにめちゃくちゃ怒られて…。でも、試合も1回戦から決勝まで寝技で勝つぐらい、寝技のことが好きになったんです」と振り返った。

 そんな憧れの人物とは昨年11月の6人タッグ戦で〝初遭遇〟した。その際の印象を「昨年11月に組んだ時、ずっとフワフワしている気持ちだったんです。〝本当にいるんだ〟っていうのと、組んだ瞬間、今までにない〝強さ〟を感じて…」と振り返る。

 その上で「でも、それはもう分かったんで。後楽園ではノアで培ったものを出して、バックグラウンドも出して、全力で超えたい。憧れは超えたいですね」と力を込めた。

実は宮脇純太に尊敬されていた青木真也
実は宮脇純太に尊敬されていた青木真也

 フルネルソンから押さえ込む青木の必殺技「エイオキクラッチ」についても「対戦が決まってから、毎日毎晩レッスルユニバースで見てるんで、対策はバッチリです。僕も3カウント取れるような丸め込みも準備しているので」と対策万全を強調した。

 今後に向け「やっぱり目に見える結果、ベルト、そしてノアではできない経験をしたいですよね。ノアに帰った時『あれをやっとけばよかったな』とかはないようにしたいですね」と目を輝かせた。

 17日の横浜大会でも6人タッグ戦に出場し、はつらつとした動きでファンを沸かせたノアの〝サンシャインヒーロー〟は、DDTでどんな化学反応を起こすか。