ソフトバンクの上沢直之投手(31)が新たなシーズンに向けての心境を語った。15日に沖縄県宮古島の野球場で行っている自主トレを公開。昨年を超える成績を目指してレベルアップを図っている。
ホークス加入初年度の昨年は後半戦に6連勝を記録するなど12勝6敗、防御率2・74の数字をたたき出した。だが、昨年の一月、宮古島での自主トレを行う右腕にはさまざまな不安が付きまとっていた。ケガ明けのコンディションや崩れた投球フォーム。再度、日本の球や環境に慣れる必要もあった。それらを跳ねのけて残した好成績。今年は前年の土台があるだけに「やることの基本の筋が立っている感じがある。基本的な軸があるので、かなりスムーズにできている」と2年目の手応えを口にした。
不安なく春季キャンプからシーズンへ向かうかと思いきや、右腕は報道陣への取材対応で「去年とは違う不安はありますよ」と切り出した。「去年は投球に対する不安とか、いろんな不安があった。(今年は)毎年そうですけど、シーズンに入るときは不安な気持ち。今取り組んでることがうまくいくかなっていう不安はある」。
常に進化が求められるのがプロの世界。「去年と同じことをやっても今年はダメだと思う」と活躍するためには新たな型を見つけることは必須だ。過去に2年連続での2桁勝利はなし。連続して結果を残す難しさも肌で体感しているだけに、不安に打ち勝ち、昨季を超える成績を残すことの意義は大きい。
また、昨年の初めての経験ゆえの重圧も感じている。「去年が日本一で終わっているので(今年は)それが基準になって見られると思う。リーグで一番強かったチームに所属して今年ペナントに入る。(周囲から)かかる期待もいつもとは違うかなと」。プロ14年目にして初めて主戦戦力としてリーグ優勝、日本一を経験。「王者」として、当然周囲からの期待は大きくなり、他球団からの警戒は強まる。今年はその重圧にも打ち勝つ必要があるのだ。
新たな心境で迎える鷹2年目。1年目の難局を乗り越えた経験を生かし、昨季を超える成績を残せるか。












