ソフトバンクの上沢直之投手(31)が180イニングへのプランを語った。15日に宮古島で自主トレを公開し、日本ハム・中島ら気の知れた自主トレメンバーたちと汗を流した。

 ホークス加入1年目の昨年は12勝6敗、防御率2・74の好成績でチームのリーグ連覇と日本一に大きく貢献した。先発陣では有原が日本ハムへ移籍。2年連続チーム最多イニングを消費した右腕に代わり「チームがうまく回るため」の選手になるべく、今年は180イニングをひとつの目標に掲げた。これまでの自己最高は2023年の170イニング。新たな領域に到達するためのプランにも頭をめぐらせている。その一例が体への負担軽減だ。右腕は「イニング数が増えたらそれなりに(負担も)変わってくると思うので」と、シーズン中はブルペン入りの回数やプルペンでの球数を減らしながら、ドリルなどの投球につながる反復練習を増やす算段を語った。

 安定してイニングを投げるためには調子の波を抑えることも重要だ。上沢は「(調子が)悪くても7割ぐらいの状態に整えておくことがすごく大事だと思う。悪くなったら5割しか出ないとなると結構きつくなる。『絶好調を一か月だけ』というよりは『7、8割をシーズン続ける』ほうが、たぶん成績も残る」と安定感向上を図る。

 この日は今年初めてとなるブルペン入り。真っすぐに加えて「(今年)大事なボールになってくる」というフォークを交えて投球動作を確認した。「去年、優勝と日本一を達成することができたので今年もその力になれるように。昨年を超える成績を残すことが僕にとっても大事。去年以上に頑張りたい」と気合を入れた右腕。施策を実行し、新領域へたどり着けるか。