ドジャース最年長のミゲル・ロハス内野手(37)が昨季の苦悩を米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」に打ち明けた。

 ドジャースは昨年5月、クリス・テーラー外野手(35)とオースティン・バーンズ捕手(36)の功労者2人と契約を解除。当時、ロハスはスランプに陥っており、次に解雇されるのは自分だと覚悟していたという。

「最高レベルで野球を続けるだけの力があるのかどうか、自問自答している時にいろいろな考えが頭をよぎるんです。誰にもその決断を奪われたくなかったんです」

 そんな葛藤に揺れていたロハスを救ったのは同僚のキケことエンリケ・ヘルナンデス内野手(34)だったという。「私も君と同じ状況にいたことがある。そんな生き方は良くない。もし君がそれを止めて、明日からシーズンが始まるという気持ちで毎日臨めば、もっとずっと楽しくなるよ」。キケの言葉で悩みを断ち切ったというロハスは不安を乗り越え、ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦では9回に起死回生の同点ソロを放つなど、球団初の2連覇に大きく貢献した。

 ロハスは今季限りでの引退を表明しているが、チームが3連覇すれば引退撤回の可能性があることを示唆。今季は20試合に出場して打率3割1厘、1本塁打、5打点と限られた出場ながらも健在ぶりを示している。「物事は良くなる前に悪くなるものだとよく言われますよね。今ならそれがよく分かります。今年は、自分の役割を理解し、いつ出場するのか、誰と対戦するのかを把握できるようになったんです」とロハス。チームの精神的支柱はこれからもドジャースを支えていく。