世界的有望株でソフトバンクと育成契約を結んだジョナサン・モレノ内野手(18)が14日、みずほペイペイドームで入団会見に臨んだ。多くの報道陣に囲まれ、恐縮しながらも「僕のセールスポイントは守備です。日本は秩序ある野球をやる。その中に溶け込んでレベルアップしたい」「いつかゴールデン・グラブ賞を取りたい」などと、18歳とは思えぬ受け答えで抱負を語った。
6年契約とみられ、年俸1500万円(推定)。最終的にMLB4球団が正式オファーをかけ、ホークスを除くNPB2球団が興味を示したが、メジャーに関しては多くの球団が水面下で獲得競争をリードするホークスの存在を敬遠して交渉のテーブルにつかず争奪戦から降りたケースもあった。日米球界関係者の話を総合すると、メジャー球団の中には「契約金」だけで5億円を超える破格の条件を準備していた球団もあった。
モレノ自身が「(契約にのっとって)他の国でプレーする可能性もある」と語るように、将来的には最高峰の舞台であるメジャーへのステップアップも視野に入る。今後も世界の野球関係者が、成長過程に目を光らせるのは必至。それだけに、鷹の育成力が試されることにもなりそうだ。
モレノは昨年9月に沖縄で開催されたU―18W杯にキューバ代表主将として出場。遊撃守備を日米のスカウトから高く評価され「最優秀守備賞」を獲得し、リードオフマンの本領を発揮して「得点王」にも輝いた。憧れの選手はMLB屈指のスーパースターであるフェルナンド・タティス(パドレス)で、尊敬する選手は鷹の絶対エースに君臨するモイネロ。日本球界、ソフトバンク入りを決心する前にモイネロから掛けられた「とにかく日本に来たら一生懸命野球をしなさい。一生懸命やることで自分の可能性を広げられる」という金言を胸に、一日も早い支配下昇格を目指す。
「日本はとても美しい国。白いご飯がとてもおいしい」と、異国での新生活に胸を躍らせたモレノ。メジャー球団がじだんだを踏んだ逸材が、福岡から世界一のショートを目指す――。












