ドジャースと同じナ・リーグ西地区で昨季43勝119敗と大惨敗。4年連続地区最下位となったロッキーズの前GMがアスレチックスのスカウトに転身した

「ニューヨークポスト」紙のジョン・ヘイマン記者は14日(日本時間15日)、自身のX(旧ツイッター)で「元ロッキーズのGM、ビル・シュミットがアスレチックスに移籍する。特別補佐として専門であるスカウティングを担当する」と投稿した。

 米メディア「クラッチポインツ」は「アスレチックスは、フロントオフィスの強化により内部構造の再構築を継続し、長年にわたるスカウティングと選手評価への組織的な依存をさらに強化している。ロッキーズGMのビル・シュミット氏を特別アシスタントとして採用したことで、アスレチックスのスカウティングスタッフにベテランの視点が加わり、2026年シーズンに向けて規律あるタレント発掘を重視するチームの姿勢が強調された」と好意的に評価した。

 シュミット氏は2021年10月にロッキーズのGM補佐からGMに昇格。だがディック・モンフォートオーナーの「シブチン方針」と本拠地が高地に位置する影響で投手陣は崩壊状態。ドジャース、パドレス、ジャイアンツ、ダイヤモンドバックスと強豪がひしめくナ・リーグ西地区で蚊帳の外となっていた。

 スカウト出身のシュミット氏にとってもこの転身はプラスのようだ。同メディアは「ロッキーズ在籍期間中、彼はフランチャイズの礎となる複数の人材の発掘と育成に貢献し、リーグ全体で信頼される評価者としての評判をさらに高めた」とその能力をたたえた。

 続けて「元ロッキーズGMにとって、今回の異動は、デンバーでの波乱に満ちた終盤戦、そして球団史上最悪のシーズンを終えた後の、プロとしてのリセットを意味する。特別補佐の役職は、最終メンバー決定権に伴うプレッシャーなしに、スカウトという原点に立ち返ることを可能にする。これは、多くの長年球団幹部のキャリアを延ばしてきた転機だ」と前向きにとらえていた。