ブラッド・ピット主演の大ヒット映画「マネーボール」(2011年)がまさかの非難を浴びた。
米メディア「スポーツキーダ」は8日(日本時間9日)、「『20年間野球を台無しにした』 元フィリーズGMがブラッド・ピット主演『マネーボール』の重大な欠陥を指摘」との記事を配信した。
元フィリーズGMのルーベン・アマロ・ジュニア氏は7日(同8日)、ポッドキャスト番組「フィリーズショー」に出演。セイバーメトリクスを駆使して2001、2年にアスレチックスを2年連続100勝に躍進させたビリー・ビーン氏を扱った作品について、「20年くらい野球を台無しにした」と猛批判を展開した。
同氏は「素晴らしい、面白い映画だった。ただ当時、アスレチックスのローテにいたサイ・ヤング賞受賞者3人のことを忘れていた。さらにア・リーグMVP投票で1、2位だったテハダとチャベスもだ。それ以外は素晴らしい映画だった」とまくしたてた。
どういうことなのか。アスレチックスのフロント幹部ビーン氏が専門家のポール・デポデスタ氏(映画ではピーター・ブランド)を引き抜き低年俸選手を積極的に起用してチームを勝利に導いたとされている。
だがアマロ氏は当時のアスレチックスには野手にはともに34本塁打を放ったミゲル・テハダ、エリック・チャベスがおり、ローテにはサイ・ヤング賞投手のティム・ハドソン、バリー・ジト、マーク・マルダーの3人がいたことを強調。躍進の裏にはしっかりと高年俸選手がいたとした。
同氏は「いろいろな意味で、野球は後退してしまったと思う。分析があまりにも重要になってしまったせいだ。今では昔のように野球を戻そうとルール作りが行われている」と映画が大ヒットしたことによる「悪影響」を指摘した。












