ルーキーだけでは足りない!? 阪神の新人合同自主トレが7日から兵庫・尼崎市の二軍施設「日鉄鋼板SGLスタジアム」で始まり、ドラフト1位・立石正広内野手(22=創価大)ら7人のルーキーが汗を流した。

 視察に訪れた藤川球児監督(45)は、新人選手に対し「故障に気をつけて。今までやってきたこともあると思うけど、タイガースでやっていった方がこの先伸びる。まずは素直にやっていくことかな」と訓示。初日を振り返り「きっちり体は仕上がってきているなと思いました。ファンの皆さんには楽しみにしていてほしいですね」と笑顔で手応えを口にした。

新人選手に訓示する藤川監督
新人選手に訓示する藤川監督

 昨秋のドラフト会議では、3球団で競合した立石を指揮官が抽選で引き当てたのを筆頭に、上位3人を野手で固めた。球団関係者は「立石はクジなので運もありましたが、理想的なドラフトができたと思います」と笑顔を見せた一方で、リーグ連覇に向けて「新人だけでなく秘密兵器が出てきてもらわないと、簡単には優勝させてもらえない」と危機感も口にした。

 中でも期待を寄せられているのが、2023年のドラ1・下村海翔投手(23)だ。大卒の即戦力として入団したが、24年4月に右ヒジのトミー・ジョン手術を受け、長期のリハビリに取り組んできた。

 現状では一軍だけでも二軍でも実戦登板はない。それでもチーム関係者は「持っているものは素晴らしいですし、復活に向けて順調にきていますし。秘密兵器となってほしいですね」と前のめり。プロ入り前に最速155キロを計測したものの、ベールに包まれたままの〝伏兵〟が一気に台頭すれば連覇、そして2年ぶりの日本一にも近づきそうだ。