2025年度プロレス大賞で女子初の敢闘賞を受賞した〝太陽神〟Sareee(29)が激動の1年を振り返る。3回にわたりお届けする第2回はブーイング騒動について思いを激白した。
【太陽神の闘争史(2)】
――今年は「本物のプロレス」発言が物議を醸した…
Sareee(スターダム本格参戦で)朱里とのIWGP女子王座戦の前に、八神蘭奈とシングルで戦うことになったんですよね。それで試合前、八神に「本物を教えてやるよ」って言ったらザワついて、知らないプロレスラーまで「本物って何?」みたいなことがSNSで投稿されてましたね。
――大いに話題となった
Sareee 本来リングは怒りとか殺気がある場所。私に言われたことで八神も自分がやってやるって思ったと思うし、その気合みたいなをリングで感じたから、いい選手だなって。ただ、そのムカつく思いとかあるんだったら、戦う前から出して来いよとは思いましたね。そういう怒りってプロレスの原点で、私にとっては大事なものだと思うから。そこがスターダムには圧倒的に足りないって素直に思ったので、言葉にしました。
――そこから会場でブーイングを浴びるように
Sareee 5★STARの開幕戦で小波と戦った時に「行くぞ!」って言ったら「ブー!」って言われて。14年間声援を受けることが多かったので、何かの間違いかと思ってもう1回「行くぞ!」って言ってみたらまた「ブー!」って。自分が攻撃するたびにブーイングが起こるんですよ。最初は何が起こってるんだろうと思いましたね。しかも相手はH.A.T.E.で悪いヤツらなのに。初めての体験でした。
――初戦は黒星スタートだった…
Sareee ブーイングにも飲まれて負けたっていうのは、本当に悔しかった。今だから言えるけど、あの時「ちょっとナメてたらやばいな」っていう焦りが一気に来たっていうのはありましたね。でも、折れることはなかった。「今に見てろよ」って思ってたし、全て覚悟の上でスターダムっていう大きい団体に上がりにきたので、怖いものはなかったですね。
――地方大会でもブーイングを浴びた
Sareee 栃木で妃南と試合した時かな。入場したらお客さんに中指立てられて。東京のビッグマッチとかならわかるけど、地方のライトもないところで中指立てられたのは、さすがにちょっとビックリしましたね。
――1年いろんなものと戦ってきたことが評価され、敢闘賞を受賞した
Sareee 自分は批判をあえて浴びようと思って発言してないし、好かれたいとも思ってない。自分はフリーだから守るものもないし、その分どうなろうが全部自分の責任。私も人間なので時には自分の言ったことが間違ってんのかなと思う時もあります。でも、自分を曲げたり、周りの声に左右されたら自分じゃなくなると思って、自分の信じた道を歩いてきた。その結果去年は女子プロレス大賞、今年は敢闘賞をいただいて、見てくれてる人は見てくれてるんだと自信になりました。でも、これで満足してるわけじゃないので、来年も自分を曲げずに突き進んでいきたいです。












