DDT24日の新宿大会で、ダンスパフォーマンス集団「O―MENZ」の隈取がイルシオンを破りシングル初勝利を手にした。

 隈取は、昨年12月28日の両国国技館大会でプロレスデビュー。ダンス仕込みの華麗な動きで観客を魅了すると、その後DDTに継続参戦していた。この日は因縁のあったイルシオンと一騎打ちを行い、先に入場した隈取は音楽に合わせたダンスをリング上で披露。だが、そのパフォーマンス中にイルシオンに襲われるとそのまま試合が始まり、脚を鉄柱に打ち付けられパイプイスで殴られるなど苦しい立ち上がりとなった。

 その後も得意の空中殺法に欠かせない脚をあの手この手で痛めつけられてなかなかペースをつかめず、会場のファンからは悲鳴に似た声援が飛んだ。それでも打点の高いドロップキックやダンスの動きを交えた攻撃で徐々に反撃。途中、イルシオンの攻撃にレフェリーが巻き込まれて一時リング上が無法地帯になるアクシデントもあったがこれもしのぐと、最後はコーナーからエアダブルエリオで舞って3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った隈取は「やったぞー! ようやく、イルシオンとの因縁を果たせたぞ。ここまで応援してくれてみんなありがとうな」と観客に感謝だ。さらに「デビューして1年くらいたったけど、この1年間、DDTのみなさん、ありがとうございます。来年もO―MENZでダンスを、DDTでプロレスを、てっぺんを目指して頑張っていこうと思うんで。これからもよろしくお願いします」とさらなる飛躍を誓うのだった。