フィギュアスケート女子で今季限りの引退を表明している三原舞依(26=シスメックス)が、万感の演技を披露した。

 全日本選手権最終日(21日、東京・国立代々木競技場)のフリーでは127・86点、合計190・63点をマーク。演技後には氷上でうずくまくり、感極まった様子を見せた。「自分で思っていた以上に涙があふれた。今思ったらウォータープルーフのマスカラで良かったなと思いながらも、なんか本当に前が見えなくなるくらい、涙がすごくてビックリした」と頬を緩めた。

演技を終え、涙をぬぐう三原舞依
演技を終え、涙をぬぐう三原舞依

 演技後には指導を仰ぐ中野園子コーチから「ありがとう」と声を掛けられたという。「演技直後に〝ありがとう〟の5文字をいただいたのは、初めてだったんじゃないかな」と感慨深げに振り返り「スケートを長く続けることができたのは、本当にに先生方のおかげでもあり、応援してくださるみなさまおかげ」と感謝を口にした。

 最後の全日本選手権を終えた三原には、ファンから温かい歓声が送られた。「滑っている時のお客さまの表情だったり、目のほほ笑みだったり、最後のスピンを回っている時の拍手の音だったり、最後のお辞儀の時に見ることができた幸せな光景を一生忘れることはない。やっぱり幸せものだなという言葉に尽きる」と神妙に語った。