2026年ミラノ・コルティナ五輪の代表選考会を兼ねるフィギュアスケートの全日本選手権2日目(20日、東京・国立代々木競技場)、男子フリーは鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が183・68点、合計287・95点で2連覇。五輪代表に内定したが、悔し涙がこぼれ落ちた。
冒頭の4回転サルコーで4・57点の出来栄え点(GOE)を獲得して好スタートを切るも、中盤以降のジャンプで立て続けにミスが出た。キス・アンド・クライではタオルで顔を覆い、すすり泣く声が響き渡った。「まだまだ弱い。大事な局面で自分の力を発揮できなかった。すごくもったいないミスをしてしまった。今日のパフォーマンスは自分の弱さ」と肩を落とした。
銀メダルを獲得した22年北京五輪は、挑戦者の立場だった。しかし、羽生結弦や宇野昌磨が競技会の世界から離れ、エースと呼ばれる立場となった。「日本のエース像と言ったら、羽生くんだったり、昌磨くんだったり、大ちゃん(高橋大輔)などいろんな方々がいる。自分はまだ全然到達できていないのが現状だと思う。もっと信頼されるようなスケーターになりたい」と決意を新たにした。
開幕まで約50日となったミラノ・コルティナ五輪は、メダルが期待されるスケーターの1人。ただ、鍵山は「今のままでは五輪の表彰台に上ることすらギリギリのラインなのかなと思っている。安定した演技ができるように、また1から気持ちを入れ直して頑張りたい」と気を引き締めた上で「五輪は何も守る必要がない。まだわからないけど、もちろん(4回転)フリップを入れたい気持ちはすごく強いし、自分の今持っている全ての技術を全部出し切りたい」と宣言。流した涙の数だけ強くなってみせる。













