女子プロレス「スターダム」の壮麗亜美(28)が、ワンダー王座への思いを明かした。同王座を保持する極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の小波(29)から8日の後楽園ホール大会で、飯田沙耶(28)との次期挑戦者決定戦の舞台を用意された。これまで2度挑戦したが、王座取りに失敗。スターダム移籍時から思いをはせてきたベルトへ、一直線だ。

 11月のタッグリーグ期間中に公式戦ではないタッグマッチで、小波から直接勝利を奪った壮麗と飯田はそれぞれが同王座への挑戦をアピール。同30日の浜松大会で2人は小波の白スプレー攻撃の餌食となり、次期挑戦者決定戦の開催を言い渡された。

 一夜明けて取材に応じた壮麗は「あのスプレー、本当にめちゃくちゃ痛いし、シャワーを浴びても白いインクが取れないし、最悪でした。本当に許せない。絶対に両国(29日)で私が小波からベルトを奪ってやります」と怒りに満ちた表情で語った。

小波(右)に白スプレーを吹きかけられた壮麗亜美
小波(右)に白スプレーを吹きかけられた壮麗亜美

 小波とは2022年4月からゴッズアイ(GE)で行動を共にしたが、壮麗が左ヒザ前十字靱帯の負傷と半月板の手術のため欠場中だった24年7月に小波が造反。GEからへイトの前身である大江戸隊に移籍した因縁がある。

「入院していた病院で小波が裏切ったのを見て、本当に驚いて。その後どんどんベルトがヘイトに奪われて、スターダムは真っ黒に染まってしまった。私は何もできず指をくわえて見ていることしかできなくて、すごくもどかしかったんです」と振り返った。その上で「復帰してから何度もスプレーを浴びせられて、何度もイスで頭をぶち抜かれてきた。でもGEの時に一緒に練習していた小波への尊敬は、今もまだ消えなくて恨みきれない部分もある。ただその尊敬を超えたいですし、どんなひきょうなことも受けきって勝つ方がかっこいいと思うから。ここまでやられてきた鬱憤を私が両国で晴らしたい」と復讐心を燃やす。

 そんな小波が持つワンダーのベルトは、壮麗がスターダムに移籍した22年3月当初からずっと憧れていた王座。敵からチャンスを与えられることになった。「正直、今活躍している上谷沙弥も、AEWに行った白川未奈も。そしてなつぽい、安納サオリ、スターライト・キッドも10周年興行をやったり。このベルトを取った人たちはおのおのが夢をかなえて飛躍している。私には夢が詰まったベルトに見えていたんです。私自身もここから、まだまだ上に行きたい。この白いベルトを巻きたい思いは強いです」と明かした。

「これまで私はシングルで飯田沙耶に負けたことないので。次も必ず飯田にパワーで打ち勝って、私が両国の舞台に立つ。欠場期間が無駄じゃなかったことを証明します」。壮麗の逆襲劇が幕を開ける。