いよいよ「令和初の3冠王」が海を渡る。ヤクルト・村上宗隆内野手(25)がMLB球団移籍を目指し、ポスティングを申請したと7日(日本時間8日)に米メディアが一斉に報じた。NPB通算246本塁打を誇る大砲の新天地はどこになるのか。超高額が見込まれる大型契約は年内に決着しそうだ。

 米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者をはじめ、「MLB公式サイト」などが日本時間深夜に村上の一大転機を速報した。その後、MLB機構も全30球団に村上が契約可能選手であることを通知。交渉が解禁されるのは米東部時間の8日午前8時(同午後10時)で、締め切りは12月22日午後5時(同23日午前7時)となり、契約がまとまれば今年中に移籍先が決まることになる。

 日本が誇る和製大砲はすでに今オフの目玉の一人に数えられていた。契約金額は日本選手の野手では史上最高額となる「9桁=1億ドル(約150億円)」が最低ラインと見積もられ、メディアによっては「7年総額1億5400万ドル(約231億円)」、「8年総額1億8000万ドル(約270億円)」などはるかに上回る規模も予想されている。

 移籍先候補も乱立状態にあるが、「MLB公式サイト」はこの日、ヤンキース、メッツ、マリナーズ、フィリーズ、ジャイアンツ、レッドソックスの6球団を挙げ、それぞれの一塁手や三塁手、長距離砲を求めるチーム事情を説明している。

 村上の魅力は何といっても規格外のパワー。同サイトも「『彼は本物のパワーを持っている』と村上を複数回視察したスカウトは語った。『メジャーでも通用するはずだ』」とブレークを確信している。

 交渉期間は前出の45日間。村上は米有力の代理人事務所「エクセル・スポーツ・マネジメント」のケーシー・クロース氏とエージェント契約を結んでおり、同氏は田中将(現巨人)や秋山(現広島)のMLB移籍、現役時代のジーターらをサポートしてきた。いつどこに行き着くのか、目が離せない日々が始まる。