巨人は7日に秋季キャンプ第3クール初日を迎えた。8日には今オフ初の紅白戦を実施する予定で、阿部慎之助監督(46)は「作戦を企てていくことが多くなると思うんでね。ミスは起きるだろうけど、その成功の確率を上げるために、多くサインを出していくと思う。そこをやろうとしてるのかっていう姿を見せてくれればいいかなと思います」と語った。
今秋のキャンプは若手選手主体のメンバー編成となっており、紅白戦では自らをアピールする絶好の機会となる。だが、一軍メンバー入りに向けてただやみくもにプレーするのではなく、「自身のプレースタイル」をより深く分析することも重要になってくる。
秋季キャンプ前、橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)は若きG戦士に向けて「今年の秋のキャンプの一つのテーマではあるんですけど、まずは『己を知る』ということ。自分の目指すべき打撃スタイルだとか、自分がどういう形でチームに貢献するだとか、どういうコマになるのかっていうことを個々人が明確に持たないと、練習内容も効果的なものにならないと思う」とチームにおいての「適材適所」を理解することを求めていた。
さらに同コーチは「自分が目指す『山(=目標)』を見つけて、それに向けて結果がともなうような『道すじ(=練習内容や取り組み)』を歩むことがこのオフは重要だと思いますし、そういういった話はしていきたいと思っています」と〝橋上メソッド〟を説いた。
巨人コーチ就任1年目を終えた同コーチは明確な目標を持つ選手が少なく、懸命に練習はするものの、「自己成長のための練習」をしているのか疑問に思ったという。
それだけに若手には、来季に向けて自分の打撃スタイルや自己データ、さらにチームにおいての立ち位置を自己分析し、目指すべき「ホームランバッター」「盗塁王」「3割打者」といった「山」を決め、自分にもっとも適した道すじ(=練習法)をつくることを要求した。もちろんそれが一軍昇格への〝最短ルート〟になると信じているからだ。
秋季キャンプも残りあと5日。若きG戦士たちは、1日でも早く「目指すべき山」を見つけることができるか。













