昨秋のドラフト会議でソフトバンクから1位指名を受けた佐々木麟太郎内野手(20=スタンフォード大)が28日、オンライン取材に応じた。憧れのメジャーリーグ挑戦、ホークス入団、そして大学残留――。7月に行われるMLBドラフトの結果を踏まえ、進路を決断する見込みの20歳が、運命のシーズンに臨む。

 全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1の開幕を目前に控え、ドラフト指名後初めてメディア対応した佐々木は、スタンフォード大でのプレーに集中する姿勢を強調。ソフトバンクからの1位指名については「想定外なところもあった」としつつ「大変光栄に思っている」と率直な思いを明かした。指名あいさつなど球団側の誠意ある対応にも感謝を示した。

 最終判断は大学2年目の結果次第だ。この日は現地時間夜9時に取材が始まる超多忙ぶり。朝8時から始動し、ウエートトレーニング、授業2コマ、午後3時から全体練習、さらに個人練習という日課を30分刻みで管理する。「今日もここに至るまで休む時間はお昼の(食事を取る)30分だけ」という。

 スタンフォード大を選んだ理由は「勉学と野球の両立」。学業に打ち込む理由も「人生の視野や可能性が広がるから」と語る。大学1年目には主力選手かつ学業優秀者に贈られる賞を受賞。不慣れな環境と長距離移動をこなし、全52試合に先発出場した。

 2年目は適応力が問われる。課題とする速球や動くボールへの対応も原因を分析し、スイング改善に取り組む。半年後の決断へ向け、佐々木は人事を尽くし天命を待つ。