巨人の〝マエケン〟は誕生するのか――。今季リーグ3位、CSではファーストステージで敗退した巨人では先発投手陣の強化が不可避となっている。

 エース・戸郷は不調に見舞われ、故障者も相次いだため、首脳陣は何度もローテーションの再編を余儀なくされた。球団では国内FA権を取得した柳(中日)の動向を注視する中、米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」など複数の米メディアは、日本球界復帰を宣言している前田健太投手(37)を巨人が調査していると報じている。

 ベテラン右腕の獲得については「補強よりも若手の育成に重きを置いた方がいいのではないか」と慎重な意見も上がる一方、チーム内からは早くも歓迎する声も聞かれる。

 チームスタッフの一人は「チームとしては大型補強をしなきゃいけない。もし前田さんが加入して、ケガをせずに投げ続けてくれればかなり大きな戦力になる。さらに(坂本)勇人とマー君(田中将)の〝88年トリオ〟が実現すれば、チームとしての精神的支柱が増えるだけじゃなくて、ファンにとってもいい相乗効果になると思う」と前向きな姿勢を見せた。

 また、別のチームスタッフも「去年、マー君が移籍してきた時も加入までにしっかりと準備を整えてきた。仮に前田さんが今年、ウチ(巨人)に来ることになったとしても十分に対応できる」と言い切った。

 坂本、田中将、前田は1988年生まれの同学年。日米の各球団でトップを張ってきた実力者たちが伝統球団で〝そろい踏み〟を果たすのか…。いずれにせよ、チーム内はすでに〝ウエルカム態勢〟のようだ。