大逆襲へ──。ソフトバンクの山川が1日から早くも2026年シーズンに向けて始動した。日本一達成から2日。山川の姿は早くもみずほペイペイドーム近隣の浜辺にあった。優勝会見での「早く練習したい」という言葉通り、砂浜でランニングや素振りなど、約2時間に渡って汗を流した。

 日本シリーズではシリーズタイ記録の3試合連続本塁打を放つなど、4番として打線をけん引しシリーズMVPを獲得。いい形でシーズンを締めくくった。だが、山川の胸に残ったのは悔しさだった。

「絶対に自分の今年の成績は許してはならない」

 今季は130試合に出場して打率2割2分6厘、23本塁打、62打点。本塁打、打点はチーム2冠でも、4度の本塁打王を獲得した大砲にとっては到底、満足の行く数字ではなかった。「(レギュラーとか主力とか)そういう領域じゃないぐらいの(圧倒的な)成績を出すことがテーマ」と強い決意を語った。

 プロ13年目の来季はとにかく〝集中〟だ。「野球をやっている時は、とにかく集中。グラウンドでは一切歯を見せない、それぐらいの決意。心の底から思っている」と口にした山川。今季の日本シリーズも集中力を高めて「ホームランを打っても喜んではダメ。何があるか最後までわからない」と意識を持ち、好成績につなげた。「怖いくらい集中します。誰ともしゃべらないくらい。本当に」と決意は固い。

「どすこい、もう辞めます」。野球に集中するため、代名詞でもあった本塁打後の「どすこい」パフォーマンスも卒業することを宣言。球場に訪れた鷹党には自らの打撃で喜んでもらう算段だ。

 今後は福岡県内の施設を借りてみっちり練習する予定。「めっっちゃ練習。今までの野球人生の中で一番練習する。今日から」と意気込んだ背番号5。来季の〝大逆襲〟へ。戦いはすでに始まっている。