米WWEスーパースターのイヨ・スカイが、女子プロレス「マリーゴールド」戦士に緊急メッセージを送った。イヨは26日の両国国技館大会で約1年3か月ぶりにマリーゴールドのリングに登場。世界最高峰の技で観客を魅了し盟友・岩谷麻優とのシングルマッチを制した。4月のレッスルマニアでは日本人女子初の勝利を収めたイヨが、マリゴ戦士に求めるプロとしての姿勢とは?

 スターダム時代に名コンビ「サンダーロック」でゴッデス王座の最多防衛記録「V10」を樹立した岩谷との約7年5か月ぶりの一騎打ち。最後はイヨが華麗なムーンサルトプレス2連発を放ち、圧巻の3カウントを奪った。

 試合後には「このような試合ができることが心からうれしい。プロレスをやっていて本当によかったなって心の底から思います」と感動の言葉を口にし「女子プロレスの未来は明るい。私もまだまだ現役で頑張りますが、若手たち、中堅たち、みんなでどんどん盛り上げていきましょう」と呼びかけた。

メイン後、マリーゴールドの選手らと記念撮影を行ったイヨ・スカイ
メイン後、マリーゴールドの選手らと記念撮影を行ったイヨ・スカイ

 イヨは2018年6月に世界最大のプロレス団体に移籍。今年3月にはWWEの女子世界王座を戴冠し、女子グランドスラムを達成した。4月の「レッスルマニア41」では日本人女子選手初勝利という快挙を成し遂げた。世界を経験したイヨの目から見た2年目のマリーゴールドには可能性を感じている。

「女子プロレスってすごい危険な仕事。それでもマリーゴールドは心希ちゃんや(田中)きずなちゃんみたいに女子プロレスの道をつくってきた先輩方が娘さんを預けられる団体。そんな尊いものをつくっているマリーゴールドだからこそ、未来がある。それに山岡聖怜ちゃんとかとんでもなくかわいいし、ビクトリア弓月ちゃんもデビューして2年たってないのにその片鱗を見せてる。将来有望な若い選手が多くて、女子プロレスの未来が集まってます」と期待を寄せた。

 米国で多くの苦難を乗り越え頂点に上りつめたイヨは、米国生活について「米国のスタイルとWWEのスタイルに順応することも大変だったし、順応した上でオリジナリティーも提供しないとスターにはなれない。その中でチャンピオンになれるまでいけたっていうのは、自分の試行錯誤が実を結んだのかなって思います」と振り返る。

 だからこそマリゴ戦士に全力でやり切ることの重要性を説いた。「私自身、去年はヒールだったけど、今年はベビーフェイス。人はたった1年で変わる。女子レスラーは男子レスラーに比べると圧倒的に寿命が短いですし、一試合一試合が奇跡と努力のたまもの。選手にはその一瞬一瞬をかみしめて、試合をしてほしい。自分はリングに上がりたくても上がれなかった時がある人間なので、試合したくないなと思ってる人とか頭叩きたくなります。だからこそ真心を込めて試合をする。そうすることでどんどん世界に広がっていくと思う」

 マリーゴールドはこの日、来年10月24日に両国国技館大会を行うことを発表。試合後には岩谷から次戦でのサンダーロック復活も望まれた。イヨは「麻優がここのリングは私にとっても家族だって、うれしい言葉を投げかけてくれたので。機会を設けていただければ、そして私のボス・トリプルHがそれを許可していただけるのであればぜひ。私はいつでもI'm readyという感じですね」と笑顔を見せた。

 天空の逸女が再びマリゴマットに帰還することはあるのか。