女子プロレス「マリーゴールド」は26日の両国国技館大会で、クマに襲われ死去した笹崎勝巳さんの追悼10カウントゴングセレモニーを実施した。

 岩手・北上市内瀬美温泉の従業員だった笹崎さんは16日午前、露天風呂を清掃していた所を行方不明に。17日の捜索で現場近くの雑木林で身元不明の遺体が発見され、遺体の近くにいた成獣のクマが猟友会によって駆除された。21日に岩手医科大で遺体の司法解剖が行われ、身体的特徴から身元が笹崎さん本人であることが確認された。執刀医によると死因は出血性ショック死で、背中に爪の痕があったことなどからクマの襲撃で相違ないとの見解が出された。

 この日の大会前に笹崎さんの追悼セレモニーが行われ、全日本女子プロレス時代からの後輩であるリングアナウンサーのオッキー沖田が遺影を抱き、レフェリー陣がリングに登場。所属選手がリングサイドを囲み、追悼の10カウントゴングと黙とうをささげた。

 笹崎さんは全日本女子プロレスで1987年にレフェリーとしてデビュー。その後2005年にゼロワンに合流すると、18年7月から20年3月までは運営会社ドリームオンステージの代表取締役社長を務めた。24年5月にはマリーゴールド旗揚げに参加し、以降はメインレフェリーとして試合を裁いた。25年2月末にレフェリー業をやめ、3月に北上市に移住。瀬美温泉で従業員となっていた。