日本ハムは23日に行われた「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」で、〝外れ外れ1位〟として大川慈英投手(21=明大)との交渉権を獲得した。
1度目の立石(創価大)の入札では広島、阪神と競合し、2度目の平川(仙台大)でも広島との抽選に敗れたが、球団周辺では大川に早くも「〝北山路線〟で大ブレークするのでは」との期待が寄せられている。
大川は180センチの長身で、右腕から繰り出される150キロ超の直球と多彩な変化球が持ち味。明大では主に救援投手として活躍した。大学球界では比較的地味な存在だが、実力と伸びしろは相当なようで、映像をチェックした新庄剛志監督(53)も「本当にキレのあるボールでね。抑えでも中継ぎでも開幕からビュンビュン抑えてくれるイメージのピッチャー」と太鼓判を押した。
即戦力として期待されるが、球団は大川をどう起用し、大成させるつもりなのか。好例となるのが、現在のチームで先発陣の柱となっている北山亘基投手(26)の育成法だ。
北山は2021年のドラフト8位で入団したが、1年目は150キロ超の直球を武器に開幕から抑えに抜てきされた。そこから実績を積み、先発の主軸投手に成り上がった。大川にも同様の路線で飛躍させるため、まずは慣れ親しんだ救援で自信を植えつけていく構えだという。
球団OBの一人も「その方が本人と球団のためにもなる」とこう補足した。
「周知の通り、現在の日本ハムの弱点は救援陣です。球団もその点を把握しているからこそ、外れ外れ1位とはいえドラフト1位に救援適性のある大川を指名したはず。だからこそ大川には1年目はまず救援の一角を担ってもらい、チームの弱点を補ってもらう。1年目から重要な役割を担うことになるかもしれませんが、それも期待の表れだと思います」
新庄監督も「球の質から言うと北山君に似てる」という大川。チームの先輩が歩んだ道を進みながら大ブレークできるか――。












