1日に広島から戦力外通告を受けた上本崇司内野手(35)が、現役引退を示唆した。

 広島県福山市出身の170センチの小兵にとって、赤ヘルは憧れのチームであり「小さいころから野球をはじめて、カープの試合も見ていたので。地元の大好きな広島カープで野球ができたのが、すごく嬉しかったですし、本当に幸せでした」と感謝。広陵高→明大を経て、飛び込んだプロ13年間を振り返った。

 入団時から代走や守備固めなど、1年目からユーティリティ・プレーヤーとして一軍出場を続け、16年からのリーグ3連覇時も、現在のボスである新井貴浩監督(48)らと黄金期を築いた。

 新井政権化でも初年度の23年には、代打率4割6分7厘をマークするなど、いぶし銀のプレーが光った。近年は故障が続き、年間を通じ、満足なパフォーマンスができず体の限界を感じながら薄々、現役生活を送っていたことも告白。

「13年間、野球をやらせていただいて正直、体もボロボロなので。悔いは全然ないですし、ちょっと肩の荷が下りた、もう頑張らなくていいんだという気持ちの方が強い」

 上本は「こんな小さな体で、こんなに長く野球をさせていただいた」と、赤ヘルの名脇役は、悔いなくユニホームを脱ぐ。