巨人の阿部慎之助監督(46)が30日の中日戦(東京ドーム)で、8回二死一、二塁のピンチでセットアッパー・大勢投手(26)に代わり守護神ライデル・マルティネス投手(28)を投入する勝負手を打った。

 東京ドームがどよめいた。4―2の8回からマウンドに上がった大勢だったが、先頭・岡林に中前打、続く細川に死球を与えてピンチを招き、続く上林、ボスラーと連続で空振り三振を奪ってなんとか二死まで追い込む。続いて代打・板山を迎えたところで指揮官はベンチを出ると、二塁を守っていた増田陸を一塁へ、二塁に増田大を投入する守備固めを行い、大勢に代わり守護神マルティネスをマウンドに送り込んだ。

 球場のざわめきが収まらない中、冷静にマウンドに上がったマルティネスは、カウント1―2からの5球目・148キロのスプリットで板山を一ゴロに打ち取ることに成功。この日最大のピンチをなんとか無失点で切り抜けることに成功した。