新日本プロレス28日の神戸ワールド記念ホール大会で、IWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.(38)が成田蓮(27)の挑戦を退け2回目の防衛に成功した。

 成田の執ような左ヒザ攻め、そして「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の無法介入に苦戦を強いられた。地獄の断頭台をかわして変型クラーキーキャットに捕獲するも、高橋裕二郎がレフェリーの気を引いて妨害。ならばとザックドライバーから再び変型クラーキーキャットの体勢に入ったが、今度はSANADAがリングの下から登場し、レフェリーが場外へ転落させられてしまう。

 さらに裕二郎にケイン攻撃を狙われたザックだったが、SANADAに誤爆させてピンチを脱する。2人が排除された後も成田の急所攻撃からダブルクロスを浴びてしまったが、これはカウントするレフェリーが不在でH.O.Tが墓穴を掘る形となった。

 直後の地獄の断頭台をハイキックで迎撃すると、なおも膝十字固めを狙う成田をヨーロピアンクラッチで切り返す。ブリザードスープレックスホールドでも3カウントは許さず、張り手合戦に打ち勝ってPKを発射。最後は一気にセイバードライバーをさく裂させて激闘に終止符を打った。

 試合後のリング上では「オイ、成田。お前、H.O.Tいらないよ。ちゃんとやって、バカ野郎」とマイクアピール。これでザックは10月13日両国大会でG1クライマックス覇者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)とのV3戦に駒を進めることとなった。「ジ・アルファ、俺はザ・フロントマンであり、IWGP世界ヘビー級王者だ。1対1で戦うぞ。両国が楽しみだ」と頂上決戦へ腕をぶした。

 今年はIWGP世界王者として年間最大興行の1月4日東京ドームに出場し、外国人選手としては2006年のブロック・レスナー以来となるメインイベントでの勝利を手にした。「東京ドーム、もうすぐ。(挑戦者は)誰? 次のヤングジェネレーションの選手は誰? ザック・セイバーJr.が世界一のテクニカルレスラーであり、IWGP世界ヘビー級王者だ。そして王者として東京ドームに向かう。決まっていることだ」と豪語したザックが、再びドームの主役の座を手に入れる。