新日本プロレス28日の神戸ワールド記念ホール大会で、棚橋弘至(48)がグレート―O―カーンとのシングルマッチを制した。

 来年1月4日東京ドーム大会での引退を控えている棚橋は、ファイナルロードと銘打ち所属選手とのシングル戦を敢行している。この日の大会ではかつて初代付け人を務めた…レスラーと酷似しているオーカーンとの対戦が実現した。

 序盤から右膝への集中砲火を浴びた棚橋は、打撃戦からの王統流正拳突きにドラゴン張り手で応戦。スリングブレイドを決めてハイフライフローを発射した。

清宮海斗(右)とのタッグを快諾した棚橋弘至
清宮海斗(右)とのタッグを快諾した棚橋弘至

 これを膝で迎撃されると一転して窮地に陥る。大空スバル式羊殺しから掟破りのスリングブレイドを連発された棚橋は、オーカーンにエリミネーターを狙われる。しかし間一髪で切り返しての前方回転エビ固めで電光石火の3カウントを奪ってみせた。

 決着後のリングにはサプライズが待っていた。何とノアの清宮海斗が電撃登場。6月の愛知県体育館ではタッグで対戦した清宮から「今日は最後のお願いがあって参りました。引退される前に、ノアのリングに上がって欲しいです。10月11日両国国技館で、自分とタッグを組んでください。よろしくお願いします」とノア参戦と共闘を申し込まれた。これを棚橋も受諾し、ガッチリと握手をかわした。

 一方でオーカーンとのシングル戦績はこれで3戦3勝に。最後まで〝師匠超え〟を許さなかった棚橋は「オーカーンにはとても期待しているから。考え方一つなんだよね。オーカーンは、自分の価値観で、自分の世界観で新日本プロレスで戦おうとしている。彼の考えを貫き通して、突き抜けた時にどういう存在になっているのか俺は見てみたい。周りの意見に流されるのか、信念を貫き通すのか。俺はこの先もオーカーンをしっかり見続けます」とエールを送っていた。