東京女子プロレス20日の大田区総合体育館大会で荒井優希(27)が師匠・松本浩代(39)と初タッグを結成し、成長を証明した。

 荒井は48グループのアイドルが多数出演した2017年放送のドラマ『豆腐プロレス』(テレビ朝日)をきっかけにレスラーの道を歩み始めた。このドラマでプロレス指導を務めていたのが松本だ。約8年の月日を経て、荒井は松本のタッグパートナーとして凍雅&風城ハルと激突した。

 荒井は松本と息の合った連係攻撃で風城を苦しめる。二人同時のバックエルボーを発射し優位を築いた。

 風城に4の字式腕十字で捕らえられて窮地に陥ったものの、フィッシャーマンズスープレックスは耐えて新人賞(顔面への二段蹴り)で逆転に成功。フルネルソンバスターの体勢に移行する。ここれに合わせて松本も凍雅にスクリュー式ブレーンバスターを決め、二人同時にマットに叩きつけた。最後は荒井が必殺のFinally(かかと落とし)で風城から3カウントを奪った。

 試合後バックステージでは「プロレスラー荒井優希を生んでくださった松本選手と一緒にタッグが組めてとても光栄でしたし、試合中伝わってくるエネルギーが大きくて、これからの荒井優希に大事なものを頂きました」と感慨に浸った。

 松本も「スタートからちょっと涙出そうだったもん。だめですね、変な母性があふれてる。今日良かったよ」とねぎらった。

「豆腐プロレス」時代に他の48グループメンバーと比べ出来が悪かった自覚がある荒井には、もう一人の師匠がいる。松本と同じくコーチを務めていたミラノコレクションA.T.だ。

 2018年2月に愛知で開催されたリアルプロレスイベントを振り返り「当時豆腐プロレスで教えてもらった技が、かかと落としとバックエルボー。でも当日愛知県体育館で出せたのはかかと落としのみ。ミラノさんに『なんでバックエルボーやらなかったの』って詰められた思い出があるんです。けど、もうこれでチャラですね」と笑顔。試合で見せた合体技を『ミラノさんに捧げるバックエルボー』と命名し、控室へと引き上げていった。