メダルにはあと一歩届かなかった。バレーボール女子の世界選手権(7日、タイ・バンコク)、3位決定戦が行われ、世界ランキング5位の日本は同2位のブラジルに2―3で敗戦。2010年大会以来、15年ぶりの表彰台を勝ち取ることはできなかった。

 因縁の相手の前に涙を飲んだ。パリ五輪銅メダルのブラジルとの通算成績は試合前の段階で46勝97敗。銀メダルを獲得した2024年ネーションズリーグ(VNL)では準決勝で勝利を収めたが、その後は3連敗を喫しており、主将・石川真佑(ノバラ)は「勝って終われるようにしたい」と力強く語っていた。

 この日は第1セットを12―25、第2セットも17―25で落とす苦しい展開。「ガビ」の愛称で親しまれるガブリエラ・ギマラエスを軸として攻撃に、日本守備陣が屈する場面が目立った。

 後がない第3セットはセッターに中川つかさを投入。序盤の連続得点で流れを握ると、優位に進める。中盤にはギマラエスのスパイクを和田由紀子がブロック。最後には佐藤淑乃(ともにNEC川崎)がバックアタックを決めて25―19で奪った。  

 第4セットは冒頭から5連続失点。嫌な流れとなるも、13―13と同点に追いつき、佐藤のスパイクで勝ち越し。終盤にはサービスエースを2連続で決める。ブラジルも粘ってジュースとなったが、最後は再び佐藤が決めた。

 運命の第5セットは序盤からリードを許す。佐藤のバックアタック、石川のスパイクなどで意地を見せてジュースに持ち込むも、勝利の女神はほほ笑まなかった。

 前哨戦のネーションズリーグは4位で終戦。今大会はメダルを目標としていただけに、悔しい幕切れとなった。