セ首位・阪神は3日の中日戦(バンテリン)に2―5で逆転負け。連勝は3でストップし、優勝マジックは6のままとなった。

 中川のプロ2号ソロで幸先よく先制するも、先発・伊藤将が中盤に強竜打線につかまった。1点リードの5回には先頭・石伊に内野安打で出塁を許し、二死まで奪ったものの踏ん張り切れず。二死一、二塁から上林に右前適時打を浴びると、4番・細川には140キロの直球を右翼席に運ばれ、この回4点を献上した。

 さらには、森下の20号ソロで1点を返した直後の6回にも石川昂の一発を被弾。6回10安打5失点とチームに流れを呼び込めず、7月13日以来6試合ぶりとなる白星をつかめなかった。

 試合後、藤川球児監督(45)は「また次ですね」を繰り返し「また明日以降です」と約50秒で会見を切り上げ、球場を後にした。

 2年ぶりの〝セ界制覇〟は確定的となっているが、今季は中日相手に9勝10敗と黒星が先行。前日2日の勝利で一時は五分としたが、またも負け越しとなるなど歯がゆい相手となっている。

 2023年に次ぐ球団史上3度目のセ全球団に勝ち越す「完全優勝」を達成するには残り6戦(バンテリン1試合、甲子園5試合)で4勝を挙げることが必須。数字上でも意地を見せなければならない局面だ。

 中日は3日現在、3位・DeNAと1・5ゲーム差の5位。クライマックスシリーズで再び激突する可能性も残っているだけに、チームとしてはヤキモキする状況だ。さらには、ここまで中日相手に防御率2・66、57得点と投打ともに苦戦。他の5球団との対戦成績と比べてもワーストの数字を示すとともに、本拠地・甲子園の中日戦でも4勝4敗と貯金をつくれずにいる。

 とはいえ、昨季は甲子園で10勝負けなしと驚異の〝竜キラー〟ぶりを見せつけた猛虎ナイン。再び流れを取り戻し、完全Vに向けた最後のピースを埋めたいところだ。