さて、今季の〝アレ旅行〟はどうなるのだろうか。阪神は1日時点で2位・巨人に16ゲーム差をつけて首位独走中。リーグ優勝へのマジックナンバーも「7」と秒読み段階に入っている。その一方で少し気の早い話ではあるが、球団内で12月中旬に予定される優勝旅行に関し「懸念事項」が発生しているという。
前回、阪神が優勝したのは記憶に新しい2023年。38年ぶりの日本一に輝いたチームは関西国際空港から旅行先のハワイへ華々しく出発していった。
当時の岡田彰布監督率いる一行は選手26人、首脳陣、スタッフ、家族を含め約220人がチャーター機で移動。さらに定期便などを利用し、現地合流した選手家族らを加えると総勢345人の大所帯となった。
03年の星野仙一監督率いるチームが、豪州・ゴールドコーストへV旅行に行った際の参加者は約170人。05年・岡田第1次政権時のハワイV旅行参加者が約150人という数字と比較すれば、どれだけの規模かが分かる。今から2年前、当時の岡田監督も「びっくりしたわ」と驚きを隠せない程だった。
ただ、この〝人数爆発〟には裏もあった。23年は独身者の場合、両親の招待もOK。さらに既婚者には家族に加え、夫婦両家の両親まで招待可能というレギュレーションが設定されていた。岡田監督は「今回は今までで一番多い。たくさんの人に参加してもらって喜んでいる」とご機嫌だったが、さすがに両家の両親まで招待されることになるとは球団側としても想定外の出来事だったらしい。
当時を知る関係者はこう振り返る。「23年はもうハチャメチャですよ。手違いで参加者が激増してしまったみたいで、チャーターの飛行機には全員乗り切らんわ、現地のホテルも別の場所を手配せなあかんわで、てんてこ舞いやったんですよ。経験ノウハウともに豊富な阪急阪神旅行社をもってしても苦労したでしょうね。ある首脳陣に至っては〝人数激増〟に忖度(そんたく)して、旅行自体を辞退したケースもあった」
問題は25年オフだ。今回は選手夫婦の両家の両親まで招待のレギュレーションに関しては、実施しない方向で調整中だという。現時点ではあくまでリーグ優勝前だけに流動的ではあるのだが、参加人数問題はどのように解決されるのか。
さらに「過去最大級」となってしまうのか、それとも「控えめ」となるのか。悲願の優勝を成し遂げた後、V旅行を巡る藤川阪神の〝かじ取り〟にも注目が集まる。











