セ首位・阪神は29日の巨人戦(甲子園)に3―4で競り負け、2連敗。優勝マジックは11のまま足踏みとなった。
中盤にリードを許したが、最後まで意地を見せた。3点ビハインドの8回一死から森下が巨人4番手・大勢のスライダーを捉え、左翼席に突き刺さる確信の一発。プロ最多を更新する19号ソロが飛び出した。
球場のボルテージが一気に高まる中、続いて打席を迎えた佐藤輝明内野手(26)も154キロの直球にフルスイングを仕掛けた。打球は高々と舞い上がり、同じく左翼席へ逆方向の34号ソロで2者連続弾。ダイヤモンドをゆっくりと一周し〝アイブラック兄弟〟の森下とエルボータッチで喜びを分かち合った。
白星こそつかめなかったものの、今季6度目のアベック弾で終盤に1点差まで詰め寄った一戦。虎の主砲は「(本塁打が出て)よかったです」と振り返り、約1か月ぶりの聖地での一戦を無失策で終えたことから「打球も何個かさばけたのでよかったです」とうなずいた。
チームは毎年恒例の〝死のロード〟とも呼ばれた夏の長期ロードを完走。8月は9カード中6カードがビジター球場と移動も多く体への負担も多いが、佐藤輝は「ドームも涼しいので、今の方が楽ですよ。死のロードは死語? そうだと思いますね」と言い切る。ホームゲームは灼熱の甲子園ではなく京セラドームで開催されたこともあり、長期ロードをプラスに捉えていたようだ。
その言葉通りにここまで8月は月間打率こそ2割7厘と数字を落としながらも、他の打撃2部門では実に8本塁打、16打点をマーク。今季通算でもリーグトップを独走する34本塁打&82打点で打撃2冠を堅守している。
この日も28日のDeNA戦(横浜)に続いて2試合連続アーチを描いてみせた虎の主砲。疲れを感じさせないプレーで、チームを2年ぶりのVへと導く。












