悲願の2年ぶり頂点へ、トゥギャザーしようぜ! 藤川球児監督(45)率いる阪神は2位・巨人に12・5ゲーム差をつけ、セ・首位を独走中。優勝マジックも「20」と順調に減りつつあり、9月上旬の早期Vすら現実味を帯びてきた。身を粉にしてチームのマネジメントに注力している虎指揮官だが、ここ数日の試合後談話では〝謎の横文字〟がしばしば登場。「まるでルー大柴やないか…」と周囲も困惑を隠せずにいる――。

 藤川監督は21日に甲子園球場室内練習場で行われた指名練習を視察。翌22日からの対ヤクルト3連戦(神宮)へ向け「夏らしい戦いができればなと。打線がお互いに活発になってくる季節。タイガースらしい関東での戦いを期待している」と語り「神宮花火大会のような夏らしい戦いをしたい」と打線の奮起に期待をかけた。

 チーム防御率2・08、総得点数378ともに21日現在、ここまでリーグ1位。抜群の投打のバランスでセの貯金を独占する藤川虎の強さは、今や「球団史上最強クラス」とまで評されるほどとなった。選手のコンディション維持と、豊富な戦力運用を得意とする虎新指揮官の手腕も、日に日に評価が高まっている。

 一日一日を戦い抜くという意味で「デイバイデイ」のフレーズを愛用していた藤川監督だが、15日の巨人戦(東京ドーム)終了後には「明日またニューゲームですから」と発言し、切り替えの必要性を改めて強調。17日の同戦終了後には、中継ぎ右腕の湯浅の登録抹消について問われ「少しずつレスト(休憩)を取りながらですね」と説明していた。藪からスティックもとい棒に横文字が登場する独特の言語感覚は、今や「藤川語録」の大きな特色の一つとなりつつある。

「いや、まあ球児さんも米球界に数年間いたしな。海外経験長いと日本語を話しているときにも、ふと横文字が急に出てきてしまうんよ」と理解を示す声もあるが、その一方で「なぜそこで、デイバイデイとかニューゲームとかレストとか出てくるんやろ?」と困惑する関係者も多数。そうした背景から「まるでルー大柴やないか」との分析も飛び交い始めている。会話の中に簡単な英単語を交えることで一世を風靡したタレントのルー大柴氏(71)の〝芸域〟に、今の藤川監督が迫りつつあるという指摘だ。

「正直言うと、監督が言っていることがマジで意味不明な時がたまにある」とのド直球意見もあるにはあったものの、そこはだんまりを決め込むほうが得策かもしれない。いずれにせよ、人を呪わばツーホール、いや穴二つ。余計なことは言わぬがフラワー…じゃなかった花、というものだ。

 情報管理に重きを置くタイプだけに、試合後談話は殺風景で散文的な内容に終始することも少なくない令和の虎指揮官。それでも一つひとつの言葉に注意深く耳を澄ませてみれば、新たな発見が何かあるかもしれない。