藤川球児監督(44)率いる阪神は投打の不振に苦しみ、泥沼の6連敗中。イケイケの連勝街道を突き進んできたチームも、ここにきて試練の時を迎えつつある。チームの立て直しへ向け、指揮官の腕の見せどころが訪れた格好だが、試合後の監督談話では殺風景な〝デイ・バイ・デイ構文〟ばかりが顕著になる一方だ――。
交流戦首位で西武戦(ベルーナ)→楽天戦(楽天モバイル)の敵地6連戦に臨んだ藤川虎だが、まさかの全敗で一気に同9位まで転落。エースリリーバー・石井の不幸な戦線離脱から始まった負のドミノを食い止められずにいる。
チームとしては49年ぶりとなる5戦連続の逆転負けを喫するなど、ショッキングな形の敗戦ばかりが続いた6日間。藤川監督も平均して1分前後で試合後の記者囲みを切り上げていた。
試合内容や采配の意図について問われても「また明日ですね」「糧にして明日以降戦う。それだけですね」「明日ですね。とにかくしっかり」とワンパターンな反応ばかり。藤川監督を古くから知る球団関係者は「現役時代から自身の積み上げた記録も含め、過去には一切興味を持たなかった人。だからこそ、こういう物言いが続いてしまっていると思うのだが…」とフォローする。
一、二軍の選手入れ替えやチーム戦略について厳格に口を閉ざす姿勢は昨秋の指揮官就任以降、一貫している。だが、テレビの生放送で行われる勝利監督インタビューの場ですら、選手起用の意図を問われても「忘れました」「さあどうでしょう」と人を食った回答を続けたことで周囲は四苦八苦。「正直しんどいですよ」と放送関係者も悲鳴を上げる。
「監督の仕事はメディアに対してしゃべることではなく、あくまでもチームを勝利に導くこと。何も(前監督の)岡田さんのように面白い談話を常に発信する必要はない」と球団OBも理解を示すが、一方で「敗戦時にはもう少し采配の意図や、チーム状況に対する思いを語ってほしい。負け方に〝納得〟できる説明をしてくれればファンや周囲の理解も得られるはず」と注文も忘れない。
その難解さや独特の言い回しで今や「どん語より難解」「縦読みすれば真意が分かるはず」とまで言われるようになった藤川語録。自身の代名詞だった「火の玉ストレート」のようなド直球な物言いも、たまにでいいから聞かせてほしい。












